神田にある30人くらいで一杯になるお店で、
活きの良い刺身が何種類もある店でありながら、 決して飾り立てたりしない朴訥としたおやじが、 一人、包丁を握って黙々とやっていて、 その職人気質が何とも言えなくて、 行くたびに心和むその風景に心地よく酔いが回って。。。 最近ご無沙汰して、ふと思い出したように足を運んだら、 親父の横に初めて若者が一人、食い入るような目でその仕事を見つめて、 お互い一言も交わさない雰囲気と、若者の身体から伝わる緊張感に、 あれは仕事の先輩後輩ではなく、親子なんだなと直感した。。。 真剣に店を継ごうとするその意気込みが、 若者の何も会話のない堅い表情からも読み取れて、 この小料理屋にも将来があるんだなと、妙に嬉しくなって、 軽い足取りで店を後にした、この間の水曜日。
by thanksdiary
| 2004-08-20 18:05
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